死者との語らい
- Shinyong the Chameleon
- 5 日前
- 読了時間: 4分
今日は霊媒(ミディアム)について
お話ししたいと思います。
これまで数々の魂と
自分ができる範囲で接してきました。
私は霊魂と言葉を交わすことはありません。
その代わり、イメージであったり
心に直接訴えかけられるような
念力のようなものを受け取ります。
カウンセリングで行う霊媒は
特に注意が必要です。
カウンセリングでは
相談者側のみの解釈と記憶を元に
お話をお聞きするので
必ずしもそれだけではない事実、
歪曲や誇張、勘違いなども多くあります。
時には、理解に苦しむのですが
自分を偽ったり
こちらを試そうとして
嘘をおっしゃる方も一定数います。
人間なので仕方がないと割り切っていますが
降霊となるとそれらを慎重に見極め、
誠実さも持って臨みます。
私の場合は基本的に
相談者の話したまま
受け入れるようにしていますし
嘘やお試しには
最後まで騙されたフリを
することにしています。
最後まであえて伝えないことも多々あります。
なぜか。
それは、相談者が
そのように行動するのも
意味があると思っていますし
真実がいつも
正しいとは限らないからです。
カウンセリングは心の対話の場です。
事実や史実を追求したいわけではありません。
事件事故を探るのとは、また別の話です。
ただし、霊魂が強く訴えてきた場合などは
言葉を選びながら、
なるべくはお伝えするようにはしています。
私が無理だと判断した場合
よく説得して納得していただきます。
通常は普通にお呼びして
見たままにお話ししますが
これもいつも相手が納得いくとは限りません。
先ほど申し上げた通り、
相談者は降霊する魂のほんの一部しか接していません。
お母さんをお呼びするなら
相談者は母の側面しか知らず
本来の〇〇さんとしての
魂の本質までは知るよしもないということですね。
よって、どちらかというと
がっかりされたり
思っていたのとは違うという反応になることもあります。
今日は2件のエピソードを軽くお話しします。
心温まるものなので、ご安心ください。
ひとつは
大好きだったおばあちゃんのミディアムを
お願いされた時です。
おばあちゃんをお呼びしたのですが
実はカウンセリングの前から
ふわっと来て頂いておりました。
ところが話し始めると
しゅわっち!と言わんばかりに
おじいちゃん、要は旦那さんが
横から入ってきたのです。
質問するとおばあちゃんが答える前に
おじいちゃんが答えちゃうのです。
状況を相談者にいうと
爆笑していらっしゃいましたね。
そんなおじいちゃんだったようです。
亡くなった時のことが
気がかりだった相談者さんでしたが
最後にそのおばあちゃんが私に見せたものは
自分が暮らした家の隅々を愛おしく
撫でるように、別れを惜しむかのように
思い出を語りながら去っていかれました。
人の人生は尊いな、と
私もつい涙ぐんでしまいました。
もう一つは、つい最近
素敵な報告メールが来ました。
旦那さんが他界されていて
降霊を頼まれたわけではないのですが
ふわっとカウンセリングにいらしたのですね。
ちょうど沖縄に家族旅行に
行かれる話をしていたので、
なるほど旅行について行くのだなと思ったのです。
ただ、旦那さんについて
細かくお話ししたこともなかったし
旅行について来てるなんて
事前に言われていたら、
気になって仕方ないじゃないですか(笑)
だからお伝えしなかったのです。
ただ一言、
「旅で奇跡が起きるかもね」とお伝えしました。
その後、楽しかった旅行報告が来たので
実はね…とお話ししたところ
旅行中に旦那さんを感じたエピソードも
教えてくださったのです。
息子さんがオリオンビールを
部屋でお父さんと飲もうとして
自販機で買ったらアサヒビールが出てきて
家族一同唖然!
旦那さんがアサヒビール愛飲者だったようですよ(笑)
息子さんは絶対オリオンビールを押したんだけどなと
自分の分を買ったら
今度はちゃんとオリオン(笑)
お父さんどんだけアサヒが好きなんだよって
家族で大爆笑したようです。
普段からお父さんを身近に感じて暮らしている
ご家族だからこその
心温まる奇跡ですね。
皆さん、
愛するものなら尚更、
あなたを見守っています。
ずっとそばにいてくれます。
出会った奇跡に
感謝している繋がりは、とても強固です。
それを忘れないで良縁を育んでいきましょうね。
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